動画生成の始め方
この記事で分かること
Section titled “この記事で分かること”- 動画を作るAIサービスの種類と、執筆時点の例
- 動画作りの中で Claude CodeClaude CodeClaude が、あなたのパソコンの中のファイルを読み書きしたりコマンドを実行したりして、作業そのものを進めてくれるツールです。用語集で詳しく → が担当できること
- 初心者が最初の1本を作るための現実的な進め方
- 費用と、権利についての注意点
動画作りは「映画の撮影チーム」で考える
Section titled “動画作りは「映画の撮影チーム」で考える”映画は、1人では作れません。台本を書く人、撮影する人、編集する人がいます。AIでの動画作りも、役割を分けて考えると分かりやすくなります。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 台本・絵コンテ(場面の設計図)を書く | Claude Code が得意 |
| 映像そのものを撮る(生成する) | 動画生成サービス |
| つなぐ・切る・字幕を入れる | Claude Code が道具を使って行う |
| 最後に見て判断する | あなた |
大切な点として、Claude 自体は動画を生成するAIではありません。映像を作るのは、専門の動画生成サービスです。Claude Code は、その前後の作業と、サービスへの注文を引き受けます。
動画生成サービスの種類
Section titled “動画生成サービスの種類”動画を作るAIには、大きく2つの作り方があります。
- 文章から動画を作る(text-to-video):「夕暮れの海辺を歩く犬」のような文章から、数秒の映像を作ります。
- 画像から動画を作る(image-to-video):1枚の画像を出発点にして、それを動かします。絵柄をそろえやすい方法です。
執筆時点で提供されているサービスの例です。
| 提供元 | 公式ページ |
|---|---|
| Google(Veo など。Gemini API から利用) | 動画生成のガイド |
| Runway | 開発者向けドキュメント |
| Luma(Dream Machine) | 開発者向けドキュメント |
多くのサービスは、ブラウザで使える画面と、プログラムから使う窓口(APIAPIソフトウェア同士がやり取りするための「窓口」。プログラムからAIや他のサービスを利用するときに使います。用語集で詳しく →)の両方を用意しています。
Claude Code にできること
Section titled “Claude Code にできること”台本と絵コンテを作る
Section titled “台本と絵コンテを作る”パン屋の開店を知らせる15秒の動画を作りたいです。3つの場面に分けて、場面ごとに「映すもの・秒数・画面に出す文字」を表にしてください。そのあと、各場面を動画生成AIに頼むための指示文も書いてください。動画生成AIへの指示文(プロンプトプロンプトAIに送る依頼や質問の文章のことです。用語集で詳しく →)は、カメラの動きや光の様子まで細かく書くほど安定します。この文章作りは Claude Code が得意な仕事です。
動画生成サービスを呼び出す
Section titled “動画生成サービスを呼び出す”サービスのAPIを使えば、Claude Code に小さなスクリプトを作らせて、動画の生成を注文できます。流れは画像のときと同じで、登録 → APIキーAPIキーAPIを使うための「合言葉」。誰が利用しているかを識別するための、長い文字列です。用語集で詳しく → の取得 → 環境変数に保存 → Claude Code に依頼、の順です。手順はClaude Codeで画像生成をするにはを見てください。
つなぐ・切る・字幕を入れる
Section titled “つなぐ・切る・字幕を入れる”生成された数秒の映像を、1本の動画に仕上げる作業です。Claude Code は、次のような道具をコードで動かせます。
- ffmpeg:動画をつなぐ、切る、大きさや形式を変える、音を重ねる、といった加工ができる無料の定番ツール
- コードで動画を組み立てる仕組み(例:Remotion):文字の動きや図の入った動画を、プログラムとして作る方法。利用条件は公式サイトで確認してください
clips フォルダの3つの動画を番号順につなげて、1本にしてください。subtitles.txt の文章を字幕として下に表示してください。道具が必要なら、入れる前に何を入れるか教えてください。字幕については、文章を整える、秒数に合わせて区切る、字幕用のファイルを作る、といった作業も頼めます。
初心者向けの進め方
Section titled “初心者向けの進め方”- 5〜15秒の短い動画に決める。 長い動画は、費用も手間も一気に増えます。
- Claude Code と台本を作る。 場面は2〜3個に絞ります。
- まずブラウザの画面で1場面だけ生成する。 いきなりAPIを使わず、サービスの画面で試すと、仕上がりと費用の感覚がつかめます。
- 気に入った場面がそろったら、Claude Code につないでもらう。 字幕や文字もここで入れます。
- 慣れてきたら、APIで生成も任せる。 同じ形の動画を何本も作るときに効果が出ます。
費用は動画サービス側で別にかかる
Section titled “費用は動画サービス側で別にかかる”動画の生成は、画像よりも費用がかかるのが一般的です。料金は Claude の料金とは別に、動画生成サービスから請求されます。秒数や画質に応じて増える仕組みが多いので、公式の料金ページを確認し、短い動画で試してから本番に進んでください。Claude 側の料金は料金のしくみにまとめています。
権利についての注意
Section titled “権利についての注意”- 商用利用の可否は、サービスとプランごとに違います。 利用規約を確認してください。
- 実在の人物の顔や声を、本人の許可なく使わない。 本物と見分けにくい動画は、大きなトラブルにつながります。
- 音楽にも権利があります。 市販の曲を勝手に重ねることはできません。使ってよい音源を選んでください。
- 既存の映画やキャラクターに似せた動画を作らない。
- AIで作ったことの表示を求める投稿先があります。 公開する場所の決まりを確認してください。
つまずきポイント
Section titled “つまずきポイント”- 思いどおりの映像は1回では出ません。 何度か作り直す前提で、短い秒数で試します。
- 場面ごとに人物や絵柄が変わってしまうことがあります。 同じ画像を出発点にする方法(画像から動画)を使うと、そろえやすくなります。
- 動画ファイルは大きいです。 保存場所の空きを確認し、いらない試作は整理しましょう。
- APIキーをファイルや会話に書かない。 理由は画像生成の記事と同じです。
次に読む記事
Section titled “次に読む記事”- AIを使いこなすために必要なスキル —— ここまでの内容を使いこなすために、人の側に必要な力を整理します。