資料(スライド・PDF)を作る
この記事で分かること
Section titled “この記事で分かること”- 資料作りを頼むときに、最初に渡すべき3つのこと
- ClaudeClaudeAnthropic が開発している生成AI。Webやアプリでチャット形式で使えます。用語集で詳しく → と Claude CodeClaude CodeClaude が、あなたのパソコンの中のファイルを読み書きしたりコマンドを実行したりして、作業そのものを進めてくれるツールです。用語集で詳しく → での作り方の違い
- できあがった資料の見直し方と、自分で確かめるべきところ
資料作りは「新人さんへの依頼」と同じ
Section titled “資料作りは「新人さんへの依頼」と同じ”新しく入った人に「来週の説明会の資料を作っておいて」とだけ伝えても、よい資料は出てきません。誰に向けた資料か、何を伝えたいか、元になる情報はどこか。これを伝えて初めて、使えるものができあがります。
AIへの依頼も同じです。次の3つを渡してください。
| 渡すもの | 例 |
|---|---|
| 材料 | メモ、過去の資料、数字の入った表、会議の記録 |
| 読む人 | 社内の上司、はじめてのお客さま、小学生の保護者 |
| 目的 | 予算を承認してもらう、サービスを知ってもらう、手順を覚えてもらう |
これに加えて、「枚数」「形式」「雰囲気」が決まっていれば伝えます。
どちらで作る?
Section titled “どちらで作る?”| 使うもの | 向いている場面 | 特徴 |
|---|---|---|
| Claude(アプリ) | 1つの資料をさっと作りたい | 会話の中でスライドや文書、表、PDFのファイルを作れる |
| Claude Code | パソコン内のたくさんの材料から作りたい、同じ形式で何度も作りたい | フォルダの中のファイルを直接読み、できた資料もフォルダに保存する |
Claudeのアプリには、PowerPoint・Word・Excel・PDFの形式でファイルを作る機能があります。執筆時点では、設定画面の「Capabilities」にある「Code execution and file creation」で切り替えます。詳しくは公式ヘルプを見てください。
Claude Code は、パソコンの中でプログラムを書いて実行し、資料のファイルを作ります。プログラムの中身をあなたが読める必要はありません。2つの違いはClaudeとClaude Codeの違いで説明しています。
materials フォルダにあるメモと売上の表をもとに、スライドを作ってください。・読む人:社内の部長。細かい説明より結論を知りたい・目的:新しい予約システムの導入を承認してもらう・10枚以内。1枚につき伝えることは1つ・PowerPointで開ける形式で、output フォルダに保存作り始める前に、まず全体の構成案だけ見せてください。最後の1行が大切です。いきなり完成品を作らせず、先に構成を確認すると、やり直しが減ります。
PDFの案内文・文書
Section titled “PDFの案内文・文書”来月の町内清掃のお知らせを、A4で1枚のPDFにしてください。日時は11月8日の朝9時、集合場所は中央公園の入口です。高齢の方も読むので、文字は大きめ、言葉はやさしくお願いします。表(Excelのような形式)
Section titled “表(Excelのような形式)”receipts フォルダの領収書の内容を一覧表にまとめてください。列は「日付・店名・金額・用途」。Excelで開ける形式で保存してください。読み取れなかった項目は空欄にして、最後にまとめて教えてください。スキルを使うと仕上がりがそろう
Section titled “スキルを使うと仕上がりがそろう”毎回「色はこの青で、ロゴは右上、文字はこの大きさで」と伝えるのは大変です。こうした決まりごとを手順書としてまとめておき、必要なときにAIに読ませる仕組みが スキルスキルClaude に特定の作業のやり方を教えておく「手順書」。必要な場面で Claude が読み込んで、その通りに作業します。用語集で詳しく → です。
- Claudeのアプリでは、資料を作るためのスキルがあらかじめ用意されていて、ファイルを作るときに自動で使われます。
- Claude Code では、その作成済みの資料用スキルは最初から入っているわけではありません。自分の会社の書式に合わせたスキルを作って追加できます。
スキルの考え方はスキルとは、作り方はスキルを作るを見てください。
見直して、直してもらう
Section titled “見直して、直してもらう”1回で完成することはほとんどありません。次の流れで仕上げます。
- 開いて見る。 実際にファイルを開き、文字のはみ出しや崩れがないかを確かめます。
- 具体的に直しを頼む。 「3枚目の文字が多いので、箇条書き3つに減らして」のように、場所と直し方を伝えます。
- 読む人の立場で読み返す。 「この資料を初めて見る人が分かりにくいところを3つ挙げて」と頼むのも役に立ちます。
つまずきポイント
Section titled “つまずきポイント”- 材料なしで頼むと、中身が一般論になります。 自分たちの数字や事情は、渡さなければAIは知りません。
- 見た目が開くアプリで少し変わることがあります。 提出や印刷の前に、実際に使うアプリで開いて確かめてください。
- 社外に出せない情報の扱いに注意。 個人情報や秘密の情報を渡してよいかは、会社や学校の決まりを先に確認してください。
- 一度に全部を頼まない。 構成 → 中身 → 見た目、の順に区切って進めると、直しやすくなります。
次に読む記事
Section titled “次に読む記事”- 日々の作業を自動化する —— 毎回くり返している作業を、AIに任せる方法を見ていきます。