コミット・Push・Pullを図解
この記事で分かること
Section titled “この記事で分かること”- 作業フォルダ → コミット → Push → Pull という基本の流れ
- クローン・ブランチ・マージ・プルリクエストの意味
- 参考としての GitGitファイルの変更履歴を記録して、いつでも過去の状態に戻せるようにする道具です。用語集で詳しく → コマンド(自分で打てなくても大丈夫です)
手書きの日記にたとえます。書きかけのページは、まだ下書きです。「今日の分はここまで」と日付を入れて綴じると、記録として残ります。その日記帳のコピーを、貸金庫にも預けておきます。
Gitの流れも同じです。
あなたのパソコン インターネット ┌───────────────────────────────────────┐ ┌──────────────┐ │ │ │ │ │ 作業フォルダ セーブの記録 │ │ GitHub │ │ (書きかけ) コミット (履歴) │ Push │ (預け先) │ │ ┌───────┐ ───────→ ┌───────┐ │ ───→ │ ┌───────┐ │ │ │ファイル│ │ ●─●─● │ │ │ │ ●─●─● │ │ │ └───────┘ └───────┘ │ ←─── │ └───────┘ │ │ │ Pull │ │ └───────────────────────────────────────┘ └──────────────┘● の1つ1つがセーブポイントです。
1. 作業フォルダ(書きかけ)
Section titled “1. 作業フォルダ(書きかけ)”ファイルを作ったり書き換えたりする、ふだんの場所です。この段階では、まだセーブされていません。
2. コミット(パソコンの中にセーブ)
Section titled “2. コミット(パソコンの中にセーブ)”コミットコミット今のファイルの状態を、メモを添えて履歴に記録すること。ゲームの「セーブ」にあたります。用語集で詳しく → は、「いまの状態」をセーブポイントとして記録することです。「トップページの文章を直した」のような、ひとことメモを付けます。
コミットは 自分のパソコンの中だけ に記録されます。まだ GitHubGitHubGit で記録した履歴を、インターネット上に保管・共有できるサービスです。用語集で詳しく → には届いていません。
3. Push(GitHubへ送る)
Section titled “3. Push(GitHubへ送る)”Push(プッシュ)Push(プッシュ)自分のパソコンに記録したコミットを、GitHub などインターネット上の保管場所へ送ることです。用語集で詳しく → は、パソコンにたまったコミットをGitHubへ送ることです。Pushして初めて、バックアップになり、ほかの人にも見えるようになります。
4. Pull(GitHubから受け取る)
Section titled “4. Pull(GitHubから受け取る)”Pull(プル)Pull(プル)GitHub などにある最新の内容を、自分のパソコンに取り込むことです。Push の逆です。用語集で詳しく → は、GitHubにある新しいコミットを、自分のパソコンに取り込むことです。別のパソコンで作業した続きをするときや、ほかの人の変更を受け取るときに使います。
そのほかの言葉
Section titled “そのほかの言葉”クローンクローンGitHub などにあるリポジトリを、履歴ごと自分のパソコンにまるごとコピーすることです。用語集で詳しく → は、GitHubにある リポジトリリポジトリGit で管理しているひとつのプロジェクト(フォルダと、その変更履歴)のことです。用語集で詳しく → を、履歴ごとまるごと自分のパソコンにコピーすることです。最初の1回だけ行います。2回目からはPullで差分だけを受け取ります。
ブランチとマージ
Section titled “ブランチとマージ”ブランチブランチ元の内容を残したまま、別の場所で変更を試すための「分かれ道」です。用語集で詳しく → は、セーブの流れを 枝分かれ させるしくみです。いま動いているものを壊さずに、別の枝で新しいことを試せます。
うまくいったら、枝を元の流れに合流させます。これが マージマージブランチで行った変更を、元の流れに合流させることです。用語集で詳しく → です。うまくいかなかったら、枝ごと捨てれば、元の流れには影響しません。
main(本流) ●───●───────────●───→ \ / 試し用の枝 ●───●───● 枝分かれ マージ (ブランチ) (合流)main は、最初からある本流の枝の名前です。
プルリクエスト
Section titled “プルリクエスト”プルリクエストプルリクエスト「この変更を取り込んでください」と依頼し、内容を確認してもらうための GitHub の機能です。用語集で詳しく → は、GitHubの機能です。「この枝の変更を、本流に合流させてください」という お願いと確認の場 です。
何がどう変わったかが一覧で表示されるので、合流の前に中身を確かめられます。チームでは、ほかの人に見てもらうために使います。1人で作っているときも、変更を見直す場として使えます。
言葉の早見表
Section titled “言葉の早見表”| 言葉 | ひとことで言うと |
|---|---|
| リポジトリ | Gitで管理しているフォルダ(履歴つき) |
| コミット | パソコンの中にセーブする |
| Push | セーブをGitHubへ送る |
| Pull | GitHubの新しいセーブを受け取る |
| クローン | GitHubからまるごとコピーする(最初の1回) |
| ブランチ | 流れを枝分かれさせる |
| マージ | 枝を合流させる |
| プルリクエスト | 合流のお願いと確認の場(GitHubの機能) |
参考:実際のコマンド
Section titled “参考:実際のコマンド”Gitは、本来 ターミナルターミナル文字を打ち込んでパソコンを操作する画面のことです。用語集で詳しく → にコマンドを入力して使います。代表的なものを載せておきます。
git status # いまの状態を確認するgit add . # セーブに含めるファイルを選ぶ(. は「全部」)git commit -m "メモ" # コミットするgit push # GitHubへ送るgit pull # GitHubから受け取るgit clone リポジトリのURL # まるごとコピーするgit switch -c 枝の名前 # ブランチを作って切り替えるgit merge 枝の名前 # マージするつまずきポイント
Section titled “つまずきポイント”- コミットしたのにGitHubに出てこない。 コミットはパソコンの中だけの記録です。GitHubに反映するには、Pushが必要です。
git addは何のため? 「どのファイルをセーブに含めるか」を選ぶ手順です。写真を撮る前に、写る人を並べるようなものです。Claude Codeに頼む場合は、まとめてやってくれます。- プルリクエストとPullは同じ? 別のものです。Pullは「受け取る操作」、プルリクエストは「合流のお願い」です。名前が似ているので混同しやすいところです。
- どのくらいの頻度でコミットする? 「ひと区切りついた」と思ったらコミットしましょう。こまめなほど、戻れる地点が増えます。
次に読む記事
Section titled “次に読む記事”- Claude Codeに任せるGit操作 —— ここまでの操作を、日本語で頼むだけで進める方法を紹介します。