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コミット・Push・Pullを図解

  • 難易度:慣れてきた
  • 読む目安:約8分
  • 内容の最終確認:2026年10月12日
  • 作業フォルダ → コミット → Push → Pull という基本の流れ
  • クローン・ブランチ・マージ・プルリクエストの意味
  • 参考としての GitGitファイルの変更履歴を記録して、いつでも過去の状態に戻せるようにする道具です。用語集で詳しく → コマンド(自分で打てなくても大丈夫です)

手書きの日記にたとえます。書きかけのページは、まだ下書きです。「今日の分はここまで」と日付を入れて綴じると、記録として残ります。その日記帳のコピーを、貸金庫にも預けておきます。

Gitの流れも同じです。

あなたのパソコン インターネット
┌───────────────────────────────────────┐ ┌──────────────┐
│ │ │ │
│ 作業フォルダ セーブの記録 │ │ GitHub │
│ (書きかけ) コミット (履歴) │ Push │ (預け先) │
│ ┌───────┐ ───────→ ┌───────┐ │ ───→ │ ┌───────┐ │
│ │ファイル│ │ ●─●─● │ │ │ │ ●─●─● │ │
│ └───────┘ └───────┘ │ ←─── │ └───────┘ │
│ │ Pull │ │
└───────────────────────────────────────┘ └──────────────┘

● の1つ1つがセーブポイントです。

ファイルを作ったり書き換えたりする、ふだんの場所です。この段階では、まだセーブされていません。

2. コミット(パソコンの中にセーブ)

Section titled “2. コミット(パソコンの中にセーブ)”

コミットコミット今のファイルの状態を、メモを添えて履歴に記録すること。ゲームの「セーブ」にあたります。用語集で詳しく → は、「いまの状態」をセーブポイントとして記録することです。「トップページの文章を直した」のような、ひとことメモを付けます。

コミットは 自分のパソコンの中だけ に記録されます。まだ GitHubGitHubGit で記録した履歴を、インターネット上に保管・共有できるサービスです。用語集で詳しく → には届いていません。

Push(プッシュ)Push(プッシュ)自分のパソコンに記録したコミットを、GitHub などインターネット上の保管場所へ送ることです。用語集で詳しく → は、パソコンにたまったコミットをGitHubへ送ることです。Pushして初めて、バックアップになり、ほかの人にも見えるようになります。

Pull(プル)Pull(プル)GitHub などにある最新の内容を、自分のパソコンに取り込むことです。Push の逆です。用語集で詳しく → は、GitHubにある新しいコミットを、自分のパソコンに取り込むことです。別のパソコンで作業した続きをするときや、ほかの人の変更を受け取るときに使います。

クローンクローンGitHub などにあるリポジトリを、履歴ごと自分のパソコンにまるごとコピーすることです。用語集で詳しく → は、GitHubにある リポジトリリポジトリGit で管理しているひとつのプロジェクト(フォルダと、その変更履歴)のことです。用語集で詳しく → を、履歴ごとまるごと自分のパソコンにコピーすることです。最初の1回だけ行います。2回目からはPullで差分だけを受け取ります。

ブランチブランチ元の内容を残したまま、別の場所で変更を試すための「分かれ道」です。用語集で詳しく → は、セーブの流れを 枝分かれ させるしくみです。いま動いているものを壊さずに、別の枝で新しいことを試せます。

うまくいったら、枝を元の流れに合流させます。これが マージマージブランチで行った変更を、元の流れに合流させることです。用語集で詳しく → です。うまくいかなかったら、枝ごと捨てれば、元の流れには影響しません。

main(本流) ●───●───────────●───→
\ /
試し用の枝 ●───●───●
枝分かれ マージ
(ブランチ) (合流)

main は、最初からある本流の枝の名前です。

プルリクエストプルリクエスト「この変更を取り込んでください」と依頼し、内容を確認してもらうための GitHub の機能です。用語集で詳しく → は、GitHubの機能です。「この枝の変更を、本流に合流させてください」という お願いと確認の場 です。

何がどう変わったかが一覧で表示されるので、合流の前に中身を確かめられます。チームでは、ほかの人に見てもらうために使います。1人で作っているときも、変更を見直す場として使えます。

言葉 ひとことで言うと
リポジトリ Gitで管理しているフォルダ(履歴つき)
コミット パソコンの中にセーブする
Push セーブをGitHubへ送る
Pull GitHubの新しいセーブを受け取る
クローン GitHubからまるごとコピーする(最初の1回)
ブランチ 流れを枝分かれさせる
マージ 枝を合流させる
プルリクエスト 合流のお願いと確認の場(GitHubの機能)

Gitは、本来 ターミナルターミナル文字を打ち込んでパソコンを操作する画面のことです。用語集で詳しく → にコマンドを入力して使います。代表的なものを載せておきます。

ターミナルウィンドウ
git status # いまの状態を確認する
git add . # セーブに含めるファイルを選ぶ(. は「全部」)
git commit -m "メモ" # コミットする
git push # GitHubへ送る
git pull # GitHubから受け取る
git clone リポジトリのURL # まるごとコピーする
git switch -c 枝の名前 # ブランチを作って切り替える
git merge 枝の名前 # マージする
  • コミットしたのにGitHubに出てこない。 コミットはパソコンの中だけの記録です。GitHubに反映するには、Pushが必要です。
  • git add は何のため? 「どのファイルをセーブに含めるか」を選ぶ手順です。写真を撮る前に、写る人を並べるようなものです。Claude Codeに頼む場合は、まとめてやってくれます。
  • プルリクエストとPullは同じ? 別のものです。Pullは「受け取る操作」、プルリクエストは「合流のお願い」です。名前が似ているので混同しやすいところです。
  • どのくらいの頻度でコミットする? 「ひと区切りついた」と思ったらコミットしましょう。こまめなほど、戻れる地点が増えます。