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AIの苦手なこと・注意点

  • 難易度:はじめて
  • 読む目安:約6分
  • 内容の最終確認:2026年10月12日
  • AIがまちがえる理由と、よくあるまちがい方
  • AIに入力してはいけないもの
  • 著作権で気をつけること
  • AIの答えを確かめる方法

AIは「物知りだが、知ったかぶりもする助手」

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AIは、とても物知りで仕事の速い助手です。ただし、分からないことでも、分かっているかのように答えてしまう ことがあります。しかも、まちがっているときも、正しいときと同じように自信たっぷりに話します。

ですから、AIの答えは「優秀な人が書いた下書き」として受け取り、大事なところは自分で確かめる。これが基本の姿勢です。

注意点1:もっともらしいまちがい

Section titled “注意点1:もっともらしいまちがい”

AIが事実とちがう内容を、それらしく作ってしまうことを ハルシネーションハルシネーションAIが、事実と違う内容をもっともらしく答えてしまう現象のことです。用語集で詳しく → と呼びます。

生成AIとは で説明したとおり、AIは「続きとして自然な言葉」を選んで文章を作っています。事実を1つずつ調べているとは限りません。そのため、次のようなまちがいが起こります。

  • 実在しない本や論文、Webサイトを紹介する
  • 人の経歴や、できごとの日付をまちがえる
  • 数字や計算をまちがえる
  • 法律や制度について、古い内容やまちがった内容を答える

AIの モデルモデルAIの頭脳そのもの。同じ Claude でも、賢さ・速さ・料金の違う複数のモデルが用意されています。用語集で詳しく → は、ある時点までの文章で学習しています。それより後のできごとは、基本的に知りません。

そのため、最新のニュースや、最近変わった料金・制度については、古い情報を答えることがあります。Web検索の機能があるAIなら最新の情報を調べてくれることもありますが、その場合も、もとのページを自分で開いて確かめると安心です。

注意点3:入力してはいけないもの

Section titled “注意点3:入力してはいけないもの”

AIに入力した内容は、そのサービスを運営する会社に送られます。次のものは入力しないでください。

入力しないもの 例
パスワードや暗証番号 ログイン情報、クレジットカード番号
個人を特定できる情報 他人の氏名・住所・電話番号、マイナンバー
会社の秘密 発表前の情報、顧客名簿、契約書の中身
他人から預かった秘密 相談された内容、非公開の資料

どうしても相談したいときは、名前を「Aさん」に変える、会社名や金額を伏せるなど、だれのことか分からない形 にしてから入力しましょう。

AIが作った文章や画像にも、著作権の問題は関係します。

  • 他人の作品をそのまま入力して、そっくりなものを作らせない。 歌詞、記事、イラストなどが当てはまります
  • AIが作ったものが、既存の作品に似てしまうことがある。 公開したり売ったりする前に、似たものがないか確かめましょう
  • 「〇〇さんの絵柄で」のような頼み方は避ける。 実在の作家をまねる使い方は、トラブルのもとになります

著作権の考え方は、国や使い方によってちがい、ルールの整理も進んでいる途中です。仕事で使う、作品を販売する、といった場合は、最新の公的な情報を確認するか、専門家に相談してください。

  1. もとの情報を聞く —— 「その情報のもとになった資料を教えて」と頼み、出てきた資料を自分で開いて確かめる
  2. 公式の情報を見る —— 料金、制度、製品の仕様などは、公式サイトがいちばん確実
  3. 聞き直す —— 「本当ですか?自信がない部分はありますか?」と聞くと、まちがいに気づいて直すことがある
  4. 自分の知っていることと比べる —— 知っている分野で試すと、AIがどのくらいまちがえるかの感覚がつかめる
  • 「AIは信用できない」と思いすぎない。 文章を整える、考えを整理する、案を出す、といった作業では、まちがいの心配は小さくなります。向き不向きを知って使い分けましょう。
  • AIが資料の名前を挙げても、安心しない。 資料そのものが実在しないことがあります。必ず自分で開いて確かめてください。
  • 最後に責任を持つのは自分です。 AIが書いた文章でも、送ったり公開したりするのはあなたです。出す前に必ず読み直しましょう。