AIの苦手なこと・注意点
この記事で分かること
Section titled “この記事で分かること”- AIがまちがえる理由と、よくあるまちがい方
- AIに入力してはいけないもの
- 著作権で気をつけること
- AIの答えを確かめる方法
AIは「物知りだが、知ったかぶりもする助手」
Section titled “AIは「物知りだが、知ったかぶりもする助手」”AIは、とても物知りで仕事の速い助手です。ただし、分からないことでも、分かっているかのように答えてしまう ことがあります。しかも、まちがっているときも、正しいときと同じように自信たっぷりに話します。
ですから、AIの答えは「優秀な人が書いた下書き」として受け取り、大事なところは自分で確かめる。これが基本の姿勢です。
注意点1:もっともらしいまちがい
Section titled “注意点1:もっともらしいまちがい”AIが事実とちがう内容を、それらしく作ってしまうことを ハルシネーションハルシネーションAIが、事実と違う内容をもっともらしく答えてしまう現象のことです。用語集で詳しく → と呼びます。
生成AIとは で説明したとおり、AIは「続きとして自然な言葉」を選んで文章を作っています。事実を1つずつ調べているとは限りません。そのため、次のようなまちがいが起こります。
- 実在しない本や論文、Webサイトを紹介する
- 人の経歴や、できごとの日付をまちがえる
- 数字や計算をまちがえる
- 法律や制度について、古い内容やまちがった内容を答える
注意点2:知識には期限がある
Section titled “注意点2:知識には期限がある”AIの モデルモデルAIの頭脳そのもの。同じ Claude でも、賢さ・速さ・料金の違う複数のモデルが用意されています。用語集で詳しく → は、ある時点までの文章で学習しています。それより後のできごとは、基本的に知りません。
そのため、最新のニュースや、最近変わった料金・制度については、古い情報を答えることがあります。Web検索の機能があるAIなら最新の情報を調べてくれることもありますが、その場合も、もとのページを自分で開いて確かめると安心です。
注意点3:入力してはいけないもの
Section titled “注意点3:入力してはいけないもの”AIに入力した内容は、そのサービスを運営する会社に送られます。次のものは入力しないでください。
| 入力しないもの | 例 |
|---|---|
| パスワードや暗証番号 | ログイン情報、クレジットカード番号 |
| 個人を特定できる情報 | 他人の氏名・住所・電話番号、マイナンバー |
| 会社の秘密 | 発表前の情報、顧客名簿、契約書の中身 |
| 他人から預かった秘密 | 相談された内容、非公開の資料 |
どうしても相談したいときは、名前を「Aさん」に変える、会社名や金額を伏せるなど、だれのことか分からない形 にしてから入力しましょう。
注意点4:著作権
Section titled “注意点4:著作権”AIが作った文章や画像にも、著作権の問題は関係します。
- 他人の作品をそのまま入力して、そっくりなものを作らせない。 歌詞、記事、イラストなどが当てはまります
- AIが作ったものが、既存の作品に似てしまうことがある。 公開したり売ったりする前に、似たものがないか確かめましょう
- 「〇〇さんの絵柄で」のような頼み方は避ける。 実在の作家をまねる使い方は、トラブルのもとになります
著作権の考え方は、国や使い方によってちがい、ルールの整理も進んでいる途中です。仕事で使う、作品を販売する、といった場合は、最新の公的な情報を確認するか、専門家に相談してください。
答えを確かめる方法
Section titled “答えを確かめる方法”- もとの情報を聞く —— 「その情報のもとになった資料を教えて」と頼み、出てきた資料を自分で開いて確かめる
- 公式の情報を見る —— 料金、制度、製品の仕様などは、公式サイトがいちばん確実
- 聞き直す —— 「本当ですか?自信がない部分はありますか?」と聞くと、まちがいに気づいて直すことがある
- 自分の知っていることと比べる —— 知っている分野で試すと、AIがどのくらいまちがえるかの感覚がつかめる
つまずきポイント
Section titled “つまずきポイント”- 「AIは信用できない」と思いすぎない。 文章を整える、考えを整理する、案を出す、といった作業では、まちがいの心配は小さくなります。向き不向きを知って使い分けましょう。
- AIが資料の名前を挙げても、安心しない。 資料そのものが実在しないことがあります。必ず自分で開いて確かめてください。
- 最後に責任を持つのは自分です。 AIが書いた文章でも、送ったり公開したりするのはあなたです。出す前に必ず読み直しましょう。
次に読む記事
Section titled “次に読む記事”- ClaudeとClaude Codeの違い —— ここからは Claude について、くわしく見ていきます。