Claude Codeに任せるGit操作
この記事で分かること
Section titled “この記事で分かること”- GitGitファイルの変更履歴を記録して、いつでも過去の状態に戻せるようにする道具です。用語集で詳しく → の操作を Claude CodeClaude CodeClaude が、あなたのパソコンの中のファイルを読み書きしたりコマンドを実行したりして、作業そのものを進めてくれるツールです。用語集で詳しく → に日本語で頼む方法
- Claude Codeが実際にやること、許可を求めてくる場面
- プルリクエストの頼み方と、
ghという道具 - 安全のための習慣
日本語で頼むだけ
Section titled “日本語で頼むだけ”タクシーに乗るとき、道順を細かく指示する必要はありません。行き先を伝えれば、運転手が道を選んでくれます。
Gitも同じです。コマンドを覚えなくても、「何をしたいか」を伝えれば、Claude Codeが必要なコマンドを選んで実行します。
| やりたいこと | 頼み方の例 |
|---|---|
| Gitを使い始める | 「このフォルダをGitで管理できるようにして」 |
| 状態を知る | 「いま、何が変わっているか教えて」 |
| セーブする | 「ここまでをコミットして」 |
| GitHubへ送る | 「GitHubにPushして」 |
| 受け取る | 「GitHubの最新を取り込んで」 |
| 試し用の枝を作る | 「新しいブランチを作って、そこで作業して」 |
| 取り消す | 「さっきの変更を取り消して」 |
| 履歴を見る | 「これまでのコミットを一覧で見せて」 |
言葉の意味はコミット・Push・Pullを図解で確認できます。
Claude Codeがやること
Section titled “Claude Codeがやること”「ここまでをコミットして」と頼むと、Claude Codeはおおよそ次のように動きます。
- どのファイルが変わったかを確認する
- 変更の内容を読んで、ひとことメモ(コミットメッセージ)を考える
- コミットするコミット今のファイルの状態を、メモを添えて履歴に記録すること。ゲームの「セーブ」にあたります。用語集で詳しく →
- 結果を報告する
メモの内容は指定もできます。「メッセージは日本語で」「『料金ページを追加』というメッセージで」のように伝えてください。
許可を求められる場面
Section titled “許可を求められる場面”Claude Codeは、パソコンの状態を変える操作の前に、実行してよいかを尋ねます(権限(パーミッション)権限(パーミッション)Claude Code がファイルの変更やコマンドの実行をしてよいかを、あなたが許可する仕組みです。用語集で詳しく → のしくみ)。
| 操作 | 標準の動き |
|---|---|
| 状態や履歴を見るだけ | 確認なしで実行される |
| コミット、Push、取り消しなど | 実行前に確認される |
確認の画面には、これから実行するコマンドが表示されます。内容を見て、よければ許可します。「今後は尋ねない」という選択肢を選ぶと、同じコマンドは次から確認なしで実行されます。
「取り消して」には2つの方法がある
Section titled “「取り消して」には2つの方法がある”1. Claude Codeの巻き戻し機能。 /rewind と入力するか、入力欄が空のときに Esc キーを2回押すと、巻き戻しのメニューが開きます。戻りたい時点を選ぶと、Claudeが書き換えたファイルを元に戻せます。
2. Gitで戻す。 「最後のコミットの状態に戻して」「1つ前のコミットに戻して」と頼みます。
プルリクエストを頼む
Section titled “プルリクエストを頼む”プルリクエストプルリクエスト「この変更を取り込んでください」と依頼し、内容を確認してもらうための GitHub の機能です。用語集で詳しく → も、頼むだけで作れます。
この変更でプルリクエストを作ってClaude Codeは変更の内容をまとめ、説明文を書いて、GitHubGitHubGit で記録した履歴を、インターネット上に保管・共有できるサービスです。用語集で詳しく → にプルリクエストを作ります。
このとき使われるのが gh です。gh は、GitHubを ターミナルターミナル文字を打ち込んでパソコンを操作する画面のことです。用語集で詳しく → から操作するための、GitHub公式の道具(GitHub CLI)です。入っていない場合は、Claude Codeに「ghを使えるようにしたい」と伝えると、手順を案内してくれます。入手先は cli.github.com です。
安全のための習慣
Section titled “安全のための習慣”Pushの前に中身を確認する
Section titled “Pushの前に中身を確認する”Pushすると、内容がGitHubに送られます。公開の リポジトリリポジトリGit で管理しているひとつのプロジェクト(フォルダと、その変更履歴)のことです。用語集で詳しく → なら、世界中から見える状態になります。送る前に、ひとこと聞いてみましょう。
Pushする前に、今回の変更点を一覧で見せて秘密の情報をコミットしない
Section titled “秘密の情報をコミットしない”APIキーAPIキーAPIを使うための「合言葉」。誰が利用しているかを識別するための、長い文字列です。用語集で詳しく →、パスワード、個人情報は、コミットしてはいけません。Gitは履歴をすべて残すので、あとからファイルを消しても、過去のセーブの中に残り続けます。
.gitignoreを用意する
Section titled “.gitignoreを用意する”.gitignore は、「このファイルはGitで管理しない」と書いておく名簿のファイルです。ここに書かれたファイルは、コミットの対象から外れます。
秘密の情報が入ったファイルをコミットしないように、.gitignoreを用意して習慣のまとめ
Section titled “習慣のまとめ”- ひと区切りごとにコミットする
- Pushの前に変更点を確認する
- 秘密の情報が入ったファイルは
.gitignoreに入れる - 大きな変更は、ブランチを作って試す
- 分からないコマンドが出たら、許可する前に「これは何をするコマンド?」と聞く
つまずきポイント
Section titled “つまずきポイント”- Pushしようとしたら、ログインを求められた。 GitHubへ送るには、本人確認が必要です。画面の案内に従ってログインします。パスワードなどの入力は、Claude Codeに任せず自分で行いましょう。
- 「Gitのリポジトリではありません」と言われた。 そのフォルダは、まだGitで管理されていません。「このフォルダをGitで管理できるようにして」と頼みます。
- コミットメッセージが英語になる。 「コミットメッセージは日本語で書いて」と伝えます。毎回伝えるのが面倒なら、CLAUDE.mdとメモリに書いておけます。
- 何をされたのか分からなくて不安。 「いま何をしたのか、初心者向けに説明して」と聞いてください。聞きながら進めるのが、いちばんの近道です。
公式の説明は よくある作業の進め方(英語) と チェックポイント(英語) にあります。
次に読む記事
Section titled “次に読む記事”- Webサイトを作る —— ここまで学んだことを使って、実際にWebサイトを作って公開してみましょう。