権限と安全な使い方
この記事で分かること
Section titled “この記事で分かること”- Claude が「やっていいですか?」と聞いてくる理由
- 確認画面のどこを見ればよいか
- 権限モードの種類と、プランモードの使いどころ
- 安全に使うための4つの習慣
なぜ確認してくるの?
Section titled “なぜ確認してくるの?”家の合鍵を渡したお手伝いさんを想像してください。掃除は任せたいけれど、「押し入れの物を捨てる前には一声かけてほしい」と思うはずです。
Claude CodeClaude CodeClaude が、あなたのパソコンの中のファイルを読み書きしたりコマンドを実行したりして、作業そのものを進めてくれるツールです。用語集で詳しく → は、あなたのパソコンの中でファイルを書き換えたり、コマンドを実行したりできます。便利なぶん、間違えたときの影響も大きくなります。そこで、影響のある作業の前に許可を求めるしくみがあります。これを 権限(パーミッション)権限(パーミッション)Claude Code がファイルの変更やコマンドの実行をしてよいかを、あなたが許可する仕組みです。用語集で詳しく → と呼びます。
公式ドキュメントでは、すべてを自分で確認する設定のとき、次のように扱われると説明されています。
| 作業の種類 | 例 | 確認 |
|---|---|---|
| 読むだけ | ファイルを読む、検索する | 作業フォルダの中なら不要 |
| ファイルの変更 | 作成、書き換え | 必要 |
| コマンドの実行 | プログラムを動かす、ファイルを消す | 必要(読むだけの一部のコマンドは不要) |
確認画面の読み方
Section titled “確認画面の読み方”確認画面には「これから何をするか」と「選択肢」が表示されます。ターミナルでは、たとえば次のような選択肢が並びます。
| 選択肢 | 意味 |
|---|---|
Yes |
今回だけ許可する |
Yes, and don't ask again for: ... |
同じ種類の作業は今後聞かずに許可する |
No |
断る |
デスクトップアプリでは、変更内容の表示と一緒に、受け入れる(Accept)か断る(Reject)かのボタンが出ます。
見るところは3つです。
- どのファイル・どのコマンドか。 作業フォルダの外を触ろうとしていないか。
- 消す・上書きする作業ではないか。
rm、delete、removeなどの言葉があれば、消す作業です。 - 自分が頼んだことと関係があるか。
分からなければ No を選び、「今のは何をしようとしたのですか?」と聞いてください。断っても、Claude は別の方法を考えてくれます。
どこまで確認なしで進めてよいかは、権限モードで切り替えられます。車の運転で、慎重に走るか、任せて走るかを選ぶようなものです。
| モード | 画面での名前 | 確認なしでできること |
|---|---|---|
default |
Manual | 読むだけ |
acceptEdits |
Accept edits | 読む、ファイルの編集、よく使うファイル操作 |
plan |
Plan | 読んで調べる(ファイルは編集しない) |
auto |
Auto | ほぼすべて。別のAIが裏で危険な操作を見張る |
bypassPermissions |
Bypass permissions | すべて。隔離された環境専用 |
このほかに、自動処理向けの dontAsk というモードもあります。
| 使っているもの | 方法 |
|---|---|
| デスクトップアプリ | 送信ボタンの横にあるモードの選択欄 |
| ターミナル | Shift+Tab を押すたびに切り替わる。今のモードは画面下に表示される |
プランモードは「まず計画だけ」
Section titled “プランモードは「まず計画だけ」”プランモードプランモードいきなり作業を始めず、まず「どう進めるか」の計画だけを立ててもらうモードです。用語集で詳しく → では、Claude は調べて計画を立てるだけで、ファイルを書き換えません。リフォームの前に見積書をもらうイメージです。
- Plan に切り替えて、やりたいことを伝えます(ターミナルでは
/planに続けてお願いを書く方法もあります)。 - Claude が計画を見せてくれます。
- 納得したら承認します。直したい点があれば伝えて、計画を練り直してもらいます。
大きな変更や、何が起きるか想像しにくいお願いのときに役立ちます。
安全に使うための4つの習慣
Section titled “安全に使うための4つの習慣”- 専用のフォルダで作業する。 写真や書類が全部入ったフォルダを、そのまま作業フォルダにしないでください。Claude が確認なしで触れるのは、基本的に作業フォルダの中です。
- 大事なものはコピーを取ってから。 作業前にフォルダごと複製しておけば、何が起きても戻せます。
- 秘密を貼らない。 パスワード、クレジットカード番号、APIキーAPIキーAPIを使うための「合言葉」。誰が利用しているかを識別するための、長い文字列です。用語集で詳しく → などは会話に書かないでください。AIを使うときの注意は AIの苦手なこと・注意点 にもまとめています。
- 消す・上書きする前は必ず読む。 急いでいるときほど、確認画面を読んでから許可しましょう。
つまずきポイント
Section titled “つまずきポイント”- 確認が多くて疲れる。 慣れてきたら Accept edits にすると、ファイルの編集は聞かれなくなります。コマンドの実行は引き続き確認されます。
- 間違えて許可してしまった。 すぐに
Escキーや停止ボタンで止めて、何が起きたかを Claude に聞いてください。 - 英語の確認が読めない。 いったん断って「日本語で説明してください」と頼めば大丈夫です。
次に読む記事
Section titled “次に読む記事”- CLAUDE.mdとメモリ —— 毎回同じ説明をしなくて済むように、Claude に覚えておいてもらう方法です。